2010年6月29日火曜日

雨を待つ


湿気を含んだまとわりつく様な、うっとおしい空気。
朝から降り続ける霧雨に、灰色の空。

夏の始まりを肌で感じるこんな日は、そうだ、温泉にでも行こう。
どうせ濡れるなら、露天風呂につかって、思い切り、
いつもなら濡れないようにとサエギル雨も、今日は草木と同じ様に雨を味わう。

それは、雨とともに日常をも洗い流される様な、不思議な心地良さ。
紅葉を京都で楽しむ様に、雨の一日は温泉へ出かけよう。
でも、・・・それも少し面倒に感じたなら、
脱衣所の天井を、木調のルーバーや羽目板に変えてみてはどうだろう。

うっとおしい梅雨の毎日も、きっと心地良い風を感じることができるはず。


(文京区 I邸)