2010年12月24日金曜日

ウレシイ贈り物

お客様より、クリスマスケーキを頂きました♪

これっ!すべて手作りっ(驚)
それもそのはず、広尾の有名洋菓子店『クレモン・フェラン』を営んでいたシェフからの贈り物。
たくさんのスイーツ通から惜しまれつつ、23年の長い歴史に終止符を打ち、
2006年に閉店してからも、未だ、その味は健在で、
どこをとっても、食べても、ほんっとうに美味しい~^^

フランスで培った確かな技術と味をベースに、上品で優しく、何度でも恋しくなる絶品☆
こんな形で味わわせて頂けるのは、本当に幸せです。

そして、このクッキーで作られたお家の中には、なんとっ!
アーモンドのショコラパウダーが隠れておりました。

お茶目なサンタさんからの、ウレシイ贈り物です。

2010年11月16日火曜日

伝通院

この事務所は、大通りから「伝通院」に通じる、表の参道にある。

伝通院は、言わずと知れた徳川家康の生母、於大の方のお墓があり、
境内にはその他にも、豊臣秀頼の妻であり徳川秀忠の長女、千姫をはじめとした、
徳川家ゆかりの女性の墓も数多くある。

その玄関とも言える山門が、過去の度重なる火災や焼失を経て、現在新たに建設中。

春も夏も、そして今も・・・厚く覆われた囲いからは、その変貌を伺い知ることはできないが、
600年前、小さな草庵から始まった歴史は、今なお変化を続け、書き継がれていく。

そして、その足元で根ざした小さな芽も、温かく見守ってくれているにちがいない。
あの囲いが取り払われたら、また散歩に行こう。

2010年8月23日月曜日

ヴィンテージ


ヴィンテージ、中古のカッコ良さが見直されている。
本来はワインの収穫年を表す言葉が、ここ最近は年代物の逸品をさすことが多いようだ。
そしてその波は、ここ住宅にもヤッテキタ!

海外では、中古物件が流通市場の中心だというのに、
わが国では、誰が決めたか30年経ったら新築をすすめられるほど、
建物の古さには手厳しい評価しか下されなかったのに・・・と、
アチラコチラで言っている。

それをくつがえした背景には、自らの手で洋服を選ぶように、
住まいも、自分の好みに合わせて楽しむ情報や事例が、世にもたくさん出てきたから。
生き方の自由がこんな所にもおよび出した。

その第一歩。
物件を探し、正当な評価をアドバイスし、難しい購入の手続きもしてくれる。
関連会社に不動産部門も持っているココは、そんな自由ビトの強い味方。

そして何より、思い描いた空間を一緒に作り上げてくれる・・・。
さあ、心置きなく、ヴィンテージを楽しもうではないか。

2010年8月10日火曜日

涼のススメ


美しい日本に与えられた、「夏」という時間。
日本の四季の中でも、ウダルヨウナ夏の暑さをしのぐための知恵と工夫は、
忘れ得ないものとして残したいもの。

時おり通り抜ける、一瞬の風を送り込むすだれや暖簾。
最近では紐を吊るしたストリングカーテンもサラサラと揺れていい感じ。

目や肌に触れるものは、色をクールダウンさせたり、冷感のある麻や綿素材に変えたり。
透明感や質感が涼やかな、ガラスや水をあしらってみても。

そして、音で感じる夏。
風鈴や、日中の暑さを忘れさせてくれるヒグラシの鳴き声。
遠くから風にのって聞こえてくる一服の清涼感を味わう。

人にはそれぞれに夏を感じる色や音、触感がある。
暑い夏を、「涼」をまといながら過ごす、
そんな暮らし方を見つけたら、この暑さもマンザラではなくなるはず。

2010年7月22日木曜日

コレクション


先日「捨てる」をテーマにしたのに、今回は「集める」・・・のムジュン!(笑)

リフォームを進める中で、様々な「こだわり」に出会う。
コレクションもそのひとつ。

好きだから集めるというだけではなく、
カタチに想いを乗せ、いつでもその瞬間、その時間を味わい楽しむ。
その人の過去や、そして未来にもツナガル、
その人とっての特別なモノたち。

ここにも、訪れたその土地の空気を運んでくれる、たくさんのカップが並ぶ。
旅行が趣味という二人。
これまでに訪れた場所、これから行きたい場所。
そんな大切なオモイを、大切なまま、しまえた事が嬉しかった。
                                                                            
(大田区 H邸)

2010年7月8日木曜日

明かりを楽しむ


わが国の「明かり」の文化は「行灯」「燭台」に始まり、
部屋の隅には明かりの届かない影ができて、光と同様に影も大切な存在だった。

それがいつしか、ランプや電灯ができて、明かりが天井に移り、
ついには蛍光灯となって、日中夜降り注ぐ「光り」のシャワーとなった。

自然があり、太陽が刻一刻と変化し、四季折々の季節が生活の中に溶け込んでいる、
そんな恵まれた環境にありながら、翳りが伴ってこその「明かり」を忘れたかのように
「明かり」を楽しむココロは、どこに行ってしまったのだろう。

ヨーロッパでは夕暮れ時、窓辺にキャンドルを灯すという習慣があるらしい。

手間のかかる事を、あえてしようとする人がいる。
人はそれを不便とか、不自由と呼ぶこともある。
しかし、そのヒト手間が、人の手を介して行った「人手間」の行為が、
ココロの豊かさを作り出しているのだと思う。

キャンドル・・・と言わないまでも、その場所にフサワシイ「明かり」を選び、
置いてみる、楽しんでみる、そんな暮らしを思い出したい。


(中央区 M邸)

2010年7月6日火曜日

マスキングテープ


建築の現場でもよく見かける「マスキングテープ」

もともとは、工事現場などで塗料がつかない様に養生(保護)したり、
資材の識別や目印などにも使われる、業者さん必須の作業用ツール!

和紙なのでとても丈夫だけど、手で簡単に切れ、文字も書け・・・
何と言っても、どこに貼ってもきれいにハガセル優れモノ。

そんな地味で目立たない・・・けど、なくてはならないマスキングテープが、
今やドット、ストライプ、モノクロ、和紋、北欧柄などなど、色柄や太さなども豊富になり、
ポストカードやノートのデコレーションや、ラッピング、本の背表紙や携帯のデザイン・・・。
スガタカタチを変え、ちょっとした流行モノになっているとか。

用途は正統派だけど、真っ白な壁にカードや写真、メモなんかを貼ってみる。

そこにも目立たなかった存在の壁が、急に光があたったようだ。
このマスキングテープと同じように・・・。



2010年6月29日火曜日

雨を待つ


湿気を含んだまとわりつく様な、うっとおしい空気。
朝から降り続ける霧雨に、灰色の空。

夏の始まりを肌で感じるこんな日は、そうだ、温泉にでも行こう。
どうせ濡れるなら、露天風呂につかって、思い切り、
いつもなら濡れないようにとサエギル雨も、今日は草木と同じ様に雨を味わう。

それは、雨とともに日常をも洗い流される様な、不思議な心地良さ。
紅葉を京都で楽しむ様に、雨の一日は温泉へ出かけよう。
でも、・・・それも少し面倒に感じたなら、
脱衣所の天井を、木調のルーバーや羽目板に変えてみてはどうだろう。

うっとおしい梅雨の毎日も、きっと心地良い風を感じることができるはず。


(文京区 I邸)



2010年6月28日月曜日

原点


自然との関わりを忘れてはいけない。

陽の光を感じ、雨に触れ、そして風の音を聞き、夜の静けさを想う。
刻一刻と表情を変える空や、四季折々の樹木の姿。変化して行く街並。
その中で暮らす人々。

時代の変化に伴って、見えない、感じない、聞こえない・・・そんな暮らしもあるけれど、
いつもワスレナイ。ワスレテハ、イケナイ。

その光の加減、空気の湿り具合、目に飛び込む木々の姿・・・
自然のイブキを感じながらつくること。
自然と寄り添う空間でありたいと、それこそが忘れてはいけないこと。


(文京区 外構)

2010年6月22日火曜日

はじめまして。


とある建築設計事務所のスタッフブログ。

日々感じる、人、もの、空間の中で、何かに触れることができる・・・かも?

もしかしたら、心にふれるkizukiになれるかも。

そんなツブヤキを送ります。